お金・投資

投資 3Q21 10月

じっちゃまとめ

今ある不安材料:

①企業業績がかなり下がり始めている

「企業業績が下が理由は、1つはモノ不足。経済が突然再開したので色んなところにボトルネックが生じてる。例えば、半不導体が不足すると、ピックアップトラックにつける豪華なステレオを組み込むことができない。車と直接関係ないような部品がなくて工場から出荷できない…という問題が起きてる。」

②長期金利がかなり上がり始めている

なぜ長期金利が上昇してるのか?なぜ企業業績が暗転してるの? これら理解するには、"サプライチェーンの乱れ"、"インフレ圧力"を理解しないといけない。 FRBは年末のインフレ率を4.8%ぐらいと予想してるけど、足元の消費者物価指数は3~4カ月連続して5.2%で推移してる。非常に高い。 ちなみにFRBのターゲットは2%。だから、3.2%も…倍以上オーバーシュートしちゃってる。 パウエル議長は『これは一過性のものなので、またインフレ下がってきます。今は経済再開という特殊事情があるので瞬間風速でインフレが高くなってるけど、放置すれば下がります。』と説明してます。 しかし、そういう説明をしてインフレ率が5%を超えて3カ月経ってる。 債券の投資家にとって一番恐ろしいことはインフレです。インフレが荒れ狂う局面では、長期債を売却して短期債にポートフォリオをシフトする。なぜなら、債券価格はインフレ局面では長期債ほど激しく売られるから

今まさにそういうアクションが起こってる。だから、年初来で見ると長期債のパフォーマンスは‐2.2%です。踏み込んだ良い方をすれば、債券市場は新しいテーパータントラムを経験中なんです。債券が底入れしない限り、株のギクシャクは続くと思いますよ。

※株のバリューエーションを決める重要要因の一つは長期金利。これが今スルスル上昇して株式に悪い展開になってる。さらに、金融相場から業績相場に移らなきゃいけないのに、業績もこれからボロボロになろうとしてる。僕ならそんな時に株は買わない。

10月も引き続き相場は厳しい展開だと思う。

※10/9 意見変更あり

10月のどこかで底打ちする→ダラダラ安はとうぶん続くに変更

③テーパーがくる(おそらく11月ごろ)

④連邦債務上限引き上げ問題

⑤中国恒大集団の問題 - リスクリワード: 今はチャンスを逃すリスクとやられるリスクだと後者の方が遥かに大きい。

9月に株が安かった理由は、

①長期金利が上昇

②企業業績が…コンセンサス予想が下がってる。この2つは株式のバリューエーションを決める上で非常重要です。これに注目する必要がある。

相場の上昇、下落に一喜一憂するのではなくて、経済の基礎的要件にもっと気を配った方がいい。

たとえばナイキ(NKE)。良く経営された優良企業だけど……決算は悪かった。なぜ? 

A.サプライチェーンがメチャクチャになっているから。

コンテナ船がロスアンゼルス沖でボトルネックを生じていてクリスマス商戦に向けた商品の到着が遅延している。これはナイキだけの問題じゃない。

企業業績は圧迫を受けている。EPS成長には急ブレーキがかかっている。長期金利は上昇している。米国債はデフォルトするかも。

S&P500指数が50日移動平均線(4437)を下に切ったとき、一度は4437を目指して戻ろうとする動きが出ます。昨日、それを少し上回る水準で引けている。今日以降、さらに上昇し安全圏に逃げ切ることが必要。それが出来なければまた反落→200日移動平均線を目指す展開ですね。

ドットコムバブル崩壊時と酷似している..!10月のSP500ターゲットは4200

買い場は11月だと思う、今が絶好の買い場だとはこれっぽっちも思わない。旅行関連株(クルーズ、ホテル、航空)買うタイミングは多分いま。

$PLTR: 今一番好きな防衛関連株

$SQ: AfterPayはいい買収

$TSLA: チャートいい形、大型株の中で一番好きな銘柄

$COUR: ロックアップも気にしないといけないかも

$DOCS: 好きな銘柄の一つ、長期上昇トレンドは守ってる

$MSFT: 懸念なし、いいと思う

$LMT: 前回の決算は珍しく悪かった、安いかといえば安い -

$NIO: あまり良くないかも -

$SRAD: 最近IPOで面白い銘柄 -

$RELY: IPO後初の決算を待ってから買った方がいいかも

$ONON: ストーリーとしてはいい、

しかし $NKE は決算でサプライチェーンの乱れを警告してた -

$AFRM: BNPLの景気はいい、買い -

$CRWD: いいと思う、売る理由なし

$CURV: 決算○、チャンスかも -

$DDOG $SNOW: 決算○、いいと思う -

$ROKU: 決算○、特にニュースなし、いいかもしれない

GDPについて

米国GDPは、米国経済に関する最も包括的な指標です。GDPの数字が強ければ米国株は買われます。GDPの算出に使われるデータの一部はGDPの発表よりも一足先に公開されることからGDPの予想は事前に検討がつけやすいです。このためサプライズが出ることは比較的稀です。発表は、各月の第4週の金表日。

特に投資初心者に多いのは、GDP成長は高ければ高いほどいい、景気は強ければ強いほどいい、それだけしか考えず、金利のことを考えない。僕は毎朝市場をチェックするときに一番最初に見るのは株価じゃなく米国10年債利回り。長期金利が大きく動き出したら少しリスクを落として保守的にPFを管理する。

【逆張り投資】

株価が下げているときに、その流れに逆らうように買い向かう投資法。長期投資向き。落ちてくるナイフを素手でつかむような危ない行為。長期保有に足るだけの業績面でしっかりした銘柄であることを確認してください。営業キャッシュフローマージンや、収益の安定性が高い企業が良い。

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